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NFT市場で写真を販売できる?販売手順や売るコツ、注意点を解説!
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2021年頃からNFTという言葉を頻繁に聞くようになりました。アートやゲームなどさまざまなものが取引されている中、「自分が撮った写真をNFTとして販売することはできるのか?」と気になる方も多いでしょう。
この記事では、NFT写真は売れるのか販売事例を交えてわかりやすく解説しています。
実際にNFT写真を販売する手順や売るためのコツも紹介しているので、参考にしていただけると幸いです。
目次
1.NFT写真は売れる?
自分で撮影した写真をNFTにすれば、だれでもNFT市場で販売することが可能です。
そもそもNFTとは、Non-Fungible Token(非代替性トークン)の略称で、デジタルデータにこの世にひとつしかない希少価値を持たせる技術のことを指します。
これまで写真などのデジタルデータは価値が付きづらく、ビジネスには不向きとされていました。
インターネット上の写真は簡単に複製ができるため、本物か偽物の判別ができず希少性が薄れてしまうからです。
しかし、ブロックチェーン技術を取り入れたNFT写真は偽造がむずかしく、唯一無二の希少価値を付加できるため、本物と偽物の判別がおこなえます。
さらに、スマホに保存した写真の中から好きな写真を簡単にNFT化できるため、NFTと写真の相性はよいといえます。
2.NFT写真の販売事例
NFT写真の有名な販売事例は次の3つです。
- インドネシアの大学生の自撮り写真
- スニーカーのVansを主役にしたコンセプト写真
- 広瀬すずのNFT化されたデジタル・ブロマイド
順にご紹介します。
(1)インドネシアの大学生の自撮り写真
インドネシアの大学生ゴザリ君は、5年間ほぼ毎日撮影し続けた自撮り写真をNFT写真として販売し、その売上が1億4,000万円を突破しています。
とある有名シェフが自撮り写真を購入し、自身のSNSで紹介したところ売上が急増、1枚約300円だった販売価格は一時約300,000円に達しました。
ゴザリ君が有名であるから売れているわけではなく、5年間ほぼ毎日継続している希少性と次の日が気になる連続性から価値が生まれています。
手の込んだ写真でなくても、ちょっとした珍しささえあれば、NFT化しておくと大きな収益が得られる可能性があることがわかる事例です。
(2)スニーカーのVansを主役にしたコンセプト写真
スニーカーのVansを主役にし、3年にわたり全米各地で撮影された写真です。
独自性とストーリーをコンセプトにしているこの写真は、そこに行くだけでも難しいような超高所から撮られたものというだけでなく、作品群から伝わってくる「Vansが次に行く場所はどこなのか?」という物語的な魅力によって、ファンを着実に増やし続けています。
(3)広瀬すずのNFT化されたデジタル・ブロマイド
国内初、人気女優の広瀬すずさんがNFT化した写真集を販売しています。
人気女優のNFTアイテムは国内初であり、購入できるのは当選者500名のみという希少性も付加されて、購入後は値上がり必須のNFTとなりそうです。
3.NFT写真の販売手順3ステップ
実際にNFT写真を販売するには、次の3ステップを踏むのが一般的です。
- 暗号資産を購入する
- 暗号資産をウォレットに送金する
- NFTマーケットプレイスで写真をNFT化する
世界最大手のマーケットプレイス「OpenSea」を例にわかりやすく解説します。
(1)暗号資産を購入する
OpenSeaでNFTを出品する場合、初回のみガス代(手数料)が発生するので、仮想通貨取引所でイーサリアムを購入します。
仮想通貨取引所は、国内No.1のアプリダウンロード数を3年連続で獲得しているコインチェックがおすすめです。コインチェックの会員登録を済ませたら、次の操作を行いましょう。
- 画面左側「販売所(購入)」をクリック
- ETHを選択
- 購入したい「数量」を入力
- 画面右下「購入する」をクリック
購入数量はGAS代が出品価格の2.5%、ウォレットへの送金手数料0.005ETHを目安にします。
以上でイーサリアムの購入は完了です。
(2)暗号資産をウォレットに送金する
コインチェックで購入したイーサリアムをウォレットと呼ばれるMetaMaskに送金します。もし、誤った宛先に送金した場合も、送金のキャンセルはおこなえません。
MetaMaskの送金アドレスは、クリップボードにコピーしてから利用してください。
コインチェックの画面から送金手続きをおこないます。
送金手数料が発生しますが、送金先のアドレスが正しいか確認のため、少額送金を1度おこなうことを推奨します。
送金の手順は、次のとおりです。
- 画面左側「暗号資産の送金」をクリック
- 宛先:MetaMaskの送金アドレスを登録
- 「送金額」を入力
- 画面下「次へ」をクリック
手順に沿って作業をおこない、送金完了です。
(3)NFTマーケットプレイスで写真をNFT化する
OpenSeaのトップ画面「作成」をクリックします。
新しいアイテムを作成する画面が表示されるので、次の操作を行います。
- NFTにしたい画像(写真)をアップロード
- 作品の名前を入力
- 外部リンクする場合、URLを入力
- 作品の説明を入力
- 「作成」をクリック
海外ユーザーが購入することもふまえ、名前や説明は英語で入力しておきましょう。
以上でNFT写真の作成が完了したので、続けて出品します。
出品したいNFT写真の画面右上「売る」をクリックします。
出品に必要な情報を入力します。
- タイプ:固定価格かオークション販売かを選択
- 出品価格を入力
- 出品期間を入力
- 「完全なリスト」をクリック
初回出品時のみ出品価格2.5%のGAS代が発生するので、支払い手続きをおこないます。
以上でNFT写真の出品が完了です。
4.NFT写真の販売におすすめのマーケットプレイス
NFTのマーケットプレイスは、NFT写真やNFTアートなどのNFT作品を売買できるプラットフォームです。
マーケットプレイスごとに取り扱い作品や手数料が異なるので、選ぶ際はサービスの特徴をおさえておく必要があります。
国内外のさまざまなサービスから、おすすめのマーケットプレイス3つを以下の表にまとめています。
NFT マーケット プレイス | 特徴 | 利用するときの注意点 | 手数料 |
---|---|---|---|
HINATA | ・ほかのサービスより簡単に 出品、購入できる ・デジタルアート、NFTトレカ など取り扱いの種類が豊富 ・クレジットカードで NFT写真の購入が可能 | ・現状、暗号資産での 購入はできない (順次対応予定) | ・販売手数料: 要問い合わせ ・決済手数料:3% (クレカ決済の場合) |
OpenSea | ・世界最大手の マーケットプレイス ・取引できるコンテンツが豊富 ・有名なクリエイターの作品も 出品されている | ・日本語に完全対応 していない ・詐欺NFTが存在する | ・販売手数料: 販売価格の2.5% (初回出品時のみ) ・決済手数料: 需要により変動 |
Rarible | ・作品はNFTアートがメイン ・低価格な作品が多い ・初心者が見やすい デザイン設計 | ・取引は独自通貨 「RARI」のみ ・ブロックチェーンは イーサリアムのみ対応 | ・販売手数料: 販売価格の2.5% ・決済手数料: 需要により変動 |
これからNFT写真を販売したい初心者の方には、簡単に出品できるHINATAを利用するのが良いでしょう。
5.NFT写真を販売するときに知っておきたいこと
NFT写真を販売するときに知っておきたいことを3つ解説します。
- 売れないパターンと売るためのコツ
- 著作権と肖像権
- 今後の展望
順に解説します。
(1)売れないパターンと売るためのコツ
NFT写真を売るためには、作品の認知度を上げる必要があります。
出品後、情報発信がおろそかになっているケースが見受けられますが、一般人が出品した作品は存在自体が知られていないため売れることはありません。
まずは認知度を上げるために、Twitterやブログなどで積極的に情報発信をおこない、魅力をアピールしていきましょう。
また、情報発信は日本語だけではなく、市場規模の大きい海外向けに英語で発信することで購入者の幅が広がり、海外のNFTインフルエンサーに注目してもらえる可能性があります。
(2)著作権と肖像権
NFT写真を販売する際は著作権と肖像権に注意し、商用で利用できるオリジナル写真が必要です。
無許可で建物やキャラクターなどの写真を利用した場合、著作権に触れる可能性があるため事前に利用許可を得る必要があります。
本人を特定できる顔や身体が写った写真は肖像権侵害になることがあるため、被写体の方に利用許可を得てから利用しなければいけません。
また、人気の写真を参考に撮影した場合、構図などが似すぎると盗作と思われる可能性もあるため注意しましょう。
(3)今後の展望
NFT×写真はとても相性がよく、ブロックチェーン技術を取り入れたことで偽造や複製を防げ希少価値が高まるため、今後も高額で取引されることが期待されます。
また、人気なNFT写真の多くが独自性やストーリー性を大切にしていることから、今後も統一されたコンセプトや世界観が重要視されるでしょう。
NFT写真を販売する際は、所有する価値があると思わせる作品を創りあげることが大切です。
6.NFT写真を販売・購入するならHINATAで
希少価値を付加できるNFTは写真と相性が良いため、これから多くのカメラマンやフォトグラファーの参入が予想されます。
NFT写真の販売に重要なことは、作品のコンセプトや世界観など魅力をアピールすることです。
そこで、NFT写真を販売・購入するならストーリーや想いを発信できるNFTマーケットプレイス「HINATA」をおすすめします。
HINATAは、NFT初心者でも販売・購入できるように法定通貨(日本円)の決済に対応し、手数料の低コスト化を実現しています。
また、HINATA内で二次流通機能(再販・転売)といった機能も実装予定のため、今後HIANTAでの取引が活発化するでしょう。
すべてのアーティスト・クリエイターが輝ける場所を提供するHINATAを利用して、あなたの作品を世界に発信してみませんか。
NFTやメタバース、仮想通貨系の記事執筆を得意とするWebライター。
仮想通貨の未来を楽しみに自己資産をコツコツ運用中。投資は長期運用派のため常にガチホです。
Play-to-EarnであるNFTゲームやMove-to-Earnでも遊んでいます。
初心者の方にもわかりやすくNFTの魅力をお伝えします!