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NFTで売れるものは?販売事例や売るためのコツ、注意点も紹介

Official | 2022.06.02

Text by Hinata official

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NFTが注目されるようになり、SNSなどでもNFTクリエイターの方々の発信を目にすることが増えました。あなた自身も彼らのように、なにかを売ってみたいと思っているのではないでしょうか。

NFTは誰にでも簡単に出品できるので、初めての方でもすぐNFTを売ることができます。

何が売れるのか・どうやって売るのか・コツはあるのかなどについて、わかりやすく解説します。

1.NFTで売れるものは?なぜ売れる?

結論からお伝えすると、デジタルデータであればどんなものでもNFTとして販売できます。

NFTはデジタルデータに「唯一無二の1点モノ」という証明書を付与する技術です。その証明書のおかげでNFT化したデジタルデータはコピー(複製)することができなくなり、価値が生まれます。

下記のすべてがNFTとして出品され、いずれのNFTも高額で取引された実績があります。

  • 画像
  • イラスト
  • 音楽
  • 映画
  • ファッション
  • ツイート
  • ゲーム内の土地

もちろん、その他のデジタルデータもNFTとして売ることができます。

NFTはたびたび高額取引が話題になっています。高騰する理由としてはセレブのファッションアイテム、企業の新規事業、コレクション性の高さなどが挙げられます。NFT市場はまだまだ拡大する市場とされているので、高額でNFTを入手したとしてもそれ以上の価格での売却を狙った投資家にも注目されています。

2.NFTで実際に売れたもの

NFTでは、どんなデジタルデータでも売れるということをお伝えしました。では実際に取引されたNFTにはどのようなものがあったのかを、ご紹介します。

(1)Beepleの「Everydays—The First 5000 Days」

NFTのデジタルアートで高額落札された代表格が、デジタルアーティストBeeple(ビープル)氏の作品「Everydays—The First 5000 Days」です。2021年3月、当時の為替で約75億円で落札され、一躍有名になりました。

引用:The 10 Most Expensive NFT Artworks of 2021, From Beeple’s $69 Million ‘Everydays’ to XCOPY’s $3.8 Million Portrait of ‘Some Asshole’│artnet news

(2)Twitter共同創業者ジャック・ドーシーのツイート

Beeple氏と同時期に落札され、話題となったのがTwitter共同創業者であるジャック・ドーシー氏の初ツイートです。当時の為替で約3億円で落札されました。日本のソフトバンクグループ代表取締役会長兼社長である孫正義氏のツイートがNFT化されたのも話題になりました。

(3)NFTゲーム「CryptoKitties」の猫

CryptoKitties(クリプトキティーズ)というNFTゲームは、ブロックチェーン上で猫を飼育するゲームです。その猫もNFTとして取引され、過去に当時の為替で約1900万円もの価格がついたこともあります。このようにゲームアセットもNFTでは売買が可能になっています。

引用:CryptoKitties公式サイト

(4)テスラ社CEOイーロン・マスク氏のNFTミュージック

2021年3月に「NFTミュージックを発売する」とイーロン・マスク氏がTwitterで発表し、話題になりました。オークションでは1億円を超える入札がありましたが、落札前に出品を取り下げています。

(5)メタバースの土地

メタバース大手「The Sandbox」ではLANDと呼ばれる土地の取引ができます。実際にアディダスやグッチ、そしてスクウェア・エニックス、エイベックス・テクノロジーズなどの日本企業も続々と土地を購入し、メタバース事業に参入してきています。

引用:Opensea「The SandBox」コレクションページ

3.NFTを売るための方法

NFTを売るためには、売りたいデジタルデータをNFT化して、NFTマーケットプレイスに出品する必要があります。そのために押さえておきたい出品までの流れを簡単に説明します。

  1. 売るデジタルデータ(イラスト・音楽など)を作成
  2. ガス代を用意(暗号資産を買う)
  3. ウォレットを作成
  4. 売るデジタルデータに対応しているNFTマーケットプレイスに登録
  5. NFTマーケットプレイスでデータをNFT化
  6. 出品

おおまかな流れは上記の通りです。

暗号資産を買うために必要な事前準備があります。

暗号資産取引所の口座開設方法や、Metamaskなどのウォレットの作成方法については、次の記事を参考にしてください。NFTを売るために必要な手順を、初心者の方にもわかりやすいように解説しています。

NFTの始め方は?必要な準備・購入・出品方法を画像付きで徹底解説

4.NFTを売るためのコツ

やみくもにNFTを出品しても簡単に売ることは難しいでしょう。NFTを売るために抑えておきたいポイントをいくつかまとめました。

(1)NFTマーケットプレイスを慎重に選ぶ

NFTを取引するNFTマーケットプレイスも徐々に増えてきてます。それぞれのマーケットに特徴があるので、NFTの種類によって売りやすいマーケットプレイスを使い分けましょう。

NFT
マーケット
プレイス
特徴利用時の注意点手数料主な取り扱い
ジャンル
HINATA・日本円対応
・アカウント登録が簡単
・気軽にNFTが買える
現時点ではNFTの
購入のみが可能
販売手数料:
 要問い合わせ
・デジタルアート
・会員権付き
 デジタルアート
・他
Opensea・世界最大のNFT
 マーケット
・NFTの種類が豊富
・Polygonネットワーク
 であればガス代無料
イーサリアム
ネットワークでの
ガス代に波があり、
タイミングによっては
負担が大きくなる
販売手数料:
 2.5%
・デジタルアート
・ゲームアセット
・トレーディング
 カード
・他
Rarible・操作がシンプル
・ガバナンストークン
 (RALI)を発行
・取扱いコンテンツが
 多い
主に英語圏で利用
されているため、
日本語サービスは
一部だけ対応
販売手数料:
 2.5%
・デジタルアート
・ゲームアセット
・デジタル
 ミュージック
・他

(2)SNSやコミュニティ(DAO)を利用する

NFTアートなどの作品は、SNSで認知を広げ、ファンを獲得していくのが現在の主流です。NFT×SNSマーケティングの組み合わせで大成功を収めるNFTクリエイターが大勢います。

ファンの獲得方法はさまざまですが、Twitterなどで自身の作品を応募者の中から抽選で無料プレゼントする「Giveaway」という企画を行うクリエイターもいます。

また、メタバースでNFTの展示会が不定期に開催されています。そういったイベントに自身の作品を展示すれば、今まで興味を持ってくれていなかった人の目に触れる機会を増やすこともできるでしょう。その際、SNSで展示作品に込めた想いやエピソードなどについて発信を行えば、より自分や作品の魅力が伝わりやすくなり、ファンの獲得につながります。

自身のNFT作品にファンがついたら、SNSなどでファンコミュニティを作りましょう。そうすることで新しいコレクションの認知もどんどん広がっていきます。

(3)海外コレクターに対して発信する

NFTの日本市場は海外市場と比べてまだまだ小さいものです。日本人コレクターだけではなく海外コレクターにも作品を買ってもらいやすくすると、売れる確率が高くなります。

特にNFTはフィリピン・タイ・マレーシアなどの東南アジアで広く認知されています(参考:Study: 90% of adults in Japan don’t know what is an NFT│Finbold)。商品の紹介文やSNSでは英語も含め、色々な言語で投稿してみるといいでしょう。

(4)所有者が喜ぶような権利を付与する

NFTには、そのNFTの所有者のみが得られる権利を付与できます。付与できる権利は、会員権・イベントの参加権・所有者のみ閲覧可能なコンテンツなど、さまざまです(HINATAでもホテルの会員権付きNFTアートなどが販売されています)。

付与された権利次第ではNFTの価値に直結するようなこともあるので、魅力的な権利を検討するのも、うまく売るためのポイントになります。

5.NFTを売るときの注意点

最後に、NFTを売るときの注意点を3つご紹介します。

(1)ブロックチェーンが消失するとNFTの所有権も消失することがある

NFTの所有権などの情報はブロックチェーン上に記録されます。NFTを発行したブロックチェーンが消失すると、NFTの所有権などもまとめて消失する可能性があります。

現在、NFTで広く使われているのはイーサリアムチェーンです。その他にポリゴン・ソラナ・アバランチチェーンなども使われています。今後はどのブロックチェーンが主流になっていくか明確ではありませんが、長期で信頼できるブロックチェーン上でNFTを発行するのがおすすめです。

例えば、規模の大きいNFTマーケットプレイスで採用されているブロックチェーンや、暗号資産として流通量が多いブロックチェーンは比較的、信頼できるでしょう。

(2)二次流通でのロイヤリティが発生しないケースがある

NFTの魅力的な特徴として二次流通(消費者に一度購入されたものが、再販されること)時に、クリエイターにロイヤリティが発生することが挙げられます。しかし、このロイヤリティの発生条件が「NFTを購入したマーケットプレイス内での二次流通のみが対象」の場合が多いです。

そのため、ロイヤリティを期待する場合は、「発生条件はどうなっているのか」「ここで購入したNFTは、ほかのマーケットプレイスで販売されることが多いといったことがないか」、事前にSNSなどでチェックしたほうがよいでしょう。

6.NFTを販売・購入するならHINATAで

NFT市場は急激に拡大しており、出品の気軽さからNFT商品がどんどん増えてきています。そのため、ただ出品しただけでは売れにくくなってきているのも事実としてあります。

ただ、まだまだ他産業に比べてNFT市場は競合が少ないため、コツや注意点を押さえて出品すれば、NFTを売ることはさほど難しくないでしょう。

また、一度触れてみるとわかるのですが、NFTの購入や出品の仕組みは意外とシンプルです。「気になっていたら、まずはやってみる」をおすすめします。

日本のNFTマーケットプレイス「HINATA」ではメールアドレスとパスワードの登録だけでアカウントを作ることができます。また、暗号資産での売買が一般的な中で、日本円でNFTをやり取りできるのも特徴です。ガス代も無料なので、初心者でも気軽にNFTを購入できるマーケットプレイスとなっています。

今後、「HINATA」でも個人でNFTの出品が可能になる予定ですので、今のうちに覗いてみてはいかがでしょうか。

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