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HINATAとは?他のプラットフォームにはない3つの特徴。
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NFT(Non-Fungible Token)の市場規模が拡大しています。
アメリカの金融サービス会社ジェフリーズの予測によれば、NFTの市場規模は2022年に350億ドル、2025年に800億ドルとのことです(参考:NFTの市場規模、2025年までに9兆1000億円以上:ジェフリーズ│Yahoo!JAPAN ニュース)。
それに伴い、NFTの取引ができるプラットフォームが増えてきました。
NFTを利用してみたい、NFTを買ってみたいという方は、どのプラットフォームにするか検討しているところでしょう。
本記事では、数あるNFTプラットフォームのひとつである「HINATA」が、どのような特徴を持っているのかご説明しています。ほかのプラットフォームとの違いをわかりやすくまとめているので、参考にしてください。
■「HINATA」とは
HINATAは、株式会社FUWARIがオープンしたNFTマーケットプレイスです。
HINATAと一般的なNFTプラットフォームとの違いは「クリエイターの思いを伝えるメディア運営」「エコな取引」「スマートに利用可能」の3点に集約され、クリエイター目線、ユーザーフレンドリーなサイト運営と機能を備えています。
(1)クリエイターの思いを伝えるメディア運営
テレビやWebのニュースで、「TwitterのCEOの初ツイートが約3億円超で落札された!」「8歳の男の子が描いたデジタルアートが140万円で販売された!」という記事を見かけたことはないでしょうか。
NFTは、これまで価値を保証するのが難しいデジタルデータが、驚くような高額で売買されている、というイメージを持っている方が多くいると思います。
現在多くのユーザーが利用しているNFTプラットフォームも高額な取引に傾倒し、一攫千金を狙って作品をただマーケットプレイスに並べているものがほとんどです。
ですが、NFTでその価値を保証された作品でも、どんな人がどんな思いで出品しているのかがわからなければ、購入したいという気持ちには、なかなか至らないものですよね。
実際、こうしたプラットフォームに出品したはいいものの、それだけでは作品は購入されないので、自分でSNSを使って宣伝している、というクリエイターが多くいます。
HINATAは、そうした現状に着目し、単にデジタルアートを取引するだけの場では無く、メディア運営を通じて、クリエイターが作品に込めた思いや、そのストーリーを発信することに主眼を置いています。
ユーザーはHINATAにアクセスすることで、作品の魅力やプロジェクトコンセプトの奥深くを知ることができ、その価値を感じられることでしょう。
そこから、クリエイターとファンとの間に新たな繋がりが生まれ、コミュニティが創造されていきます。
それがHINATAがめざす、デジタルアートのプラットフォームの在り方です。
(2)エコな取引
NFTはブロックチェーンの技術を応用したものですが、ブロックチェーン関連のサービスにおいて切り離せない問題が、パブリックチェーンの形成に伴うガス代と消費電力の問題です。
ブロックチェーンとは「マイナー」という不特定多数の管理者達が、発生した取引データ(ブロック)をもとに、データの検証を行い次のブロックを形成。そのブロックをもとに、マイナー達が次のブロックを形成してチェーンのように繫いでいくという「マイニング」を行い、データの改ざんを防ぐ技術のことを言います。
この仕組みによってデータの改ざんが、ほぼ不可能になるため、非常に信頼性があるとされています。
また、不特定多数のマイナー達で形成するパブリックチェーンは特定の管理者がいないため、誰でもデータを見ることができ透明性が高いのが特徴です。
ブロックチェーンに少しでも関心がある方は「ガス代」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
ガス代とは、簡単に言えば、ブロックチェーンの信頼性を担保するマイナーに対して支払う手数料を指します。
パブリックチェーンでは、マイナーにマイニングの対価として手数料を支払う必要があり、高い手数料を払ってくれるブロックが優先されるため価格競争が起こり、手数料が高額になってしまうのが現状です。
加えて、データの検証には、莫大な電力を消費します。2017〜2018年頃のブロックチェーン関連の電力消費量が、チリの1年間の電気消費量に相当したと話題になったほどです。
一方、HINATAはプライベートチェーンを採用しています。
パブリックチェーンと異なり、不特定多数のマイナー達によるマイニングを行わないため高額なガス代を支払う必要が無く、利用手数料が安く、電力もそれほど消費しないという特徴があり、より手軽でエコなブロックチェーンです。
また、HINATAが採用しているブロックチェーン技術『HAZAMA』は、ブロックを繫いでいく際のルールである「コンセンサスアルゴリズム」を変え、コンソーシアムチェーンにも発展できるようになっています。
コンソーシアムチェーンとは、複数の企業や団体が集まって管理するブロックチェーンであり、パブリックチェーンとプライベートチェーン両方の良さを兼ね備えています。HINATAは今後、コンソーシアムチェーンへの発展も視野に入れています。
(3)スマートに利用可能
他のプラットフォームよりもスマートに利用できるのも、HINATAの特徴です。
具体的には次の2つです。
①シンプルなログイン方法。
②クレジットカードによる法定通貨決済が可能。
①シンプルなログイン
HINATAへのログインは、NFTプラットフォームで用いられる秘密鍵を使用せず、ユーザーが慣れ親しんだIDとパスワードでのログイン方法を採用しています。
秘密鍵とは、たったひとりのユーザーが保有している鍵のことです。対となる鍵を公開鍵と言い、こちらはその名のとおり、多くのユーザーに公開されています。
暗号鍵は、ペアの公開鍵にて暗号化された情報を読み取る唯一のものであり、仮に公開鍵の暗号が流出したとしても情報漏洩にはつながりません。この仕組みを公開鍵暗号方式と言い、強固なセキュリティ手法として知られています。
HINATAでは、アイパスによるログイン設計に秘密鍵を紐付けており、仮にサーバーに攻撃を受けたとしても、秘密鍵が流出しないかぎり、NFTやその他ブロックチェーン上の情報が書き換えられることはありません。
②法定通貨決済が可能
HINATAではNFTの購入に、クレジットカードを利用した法定通貨決済が可能です。
他のNFTプラットフォームでは、仮想通貨での決済が一般的ですが、仮想通貨を使用するためには、まず取引所で口座を開設し、通貨を購入しなければいけません。その後、MetaMask等の仮想通貨ウォレットと連携させる必要があり、NFTの決済までに複雑な準備が必要になります。
また仮想通貨決済は、販売所の取引手数料やサービス利用ための通貨の移動に手数料がかかるなど、要所要所で手数料がかさんでしまいます。
さらに、仮想通貨はその価値の変動が法定通貨に比べ大きく、結果、損をするケースも少なくありません。
一方、HINATAの法定通貨決済は日常的にお買い物をする感覚で、わかりやすいのが特徴。
マーケットプレイスの仕組みが複雑で、利用を躊躇していた初心者の方でも始めやすい点がメリットです。
●購入プロセスの比較
HINATAのNFT購入までのプロセスは、一般的なプラットフォームよりシンプルかつスマートです。
以下は、海外の代表的なNFTプラットフォームであるOpenSea(パブリックチェーン)との購入プロセスの比較です。
以上のように、パブリックチェーンの場合、決済までに多くのプロセスを要し、要所要所で手数料がかかってしまいます。
また、パブリックチェーンの多くは海外のサイトが多く、サイトの基本言語が英語のため、内容が理解しにくく操作に時間がかかったり、誤った操作をする可能性もあります。
やっと利用できた…と思ったら実は英語ができない日本人を狙った詐欺サイトだった、という悪質なケースも耳にすることがあります。
■HINATAの今後
NFTを始めとするブロックチェーンの市場は、インターネット新時代の到来として注目され、今後も大きく拡大していくと予見されています。
一方で、投機的な値動きやNFTによるデジタルの価値付けを不安視していたり、良い印象を持っていない人は少なくはないでしょう。
HINATAは、そうした人たちでも安心して使えるように、売買のみを目的としたNFTマーケットプレスではなく、クリエイターとファンが集まり、繋がりを深められる場を提供していきます。
また前述で紹介した、HINATAが採用しているブロックチェーン技術『HAZAMA』を使って、コンソーシアムチェーンに発展や、パブリックチェーンへのブリッジ化も視野に入れています。
クリエイターはHINATAを通じて手軽にNFTを発行し、パブリックチェーンというオープンな市場に作品を持ち出し、より多くの人に広めていく、といった選択肢も可能になります。
どのNFTプラットフォームに作品を出品するか決めかねているクリエイターの皆様。HINATAで作品の魅力を一緒に発信してみませんか。
また、NFT作品に興味がある人は、HINATAを一度覗いてみてください。あなたが気に入る作品やクリエイターとの素敵な出会いが待っているかも知れません。
NFTプラットフォーム「HINATA」(2022年1月11日公開)