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「カワイイ・Hi-color・TokiDokiダーク」な、ポップアートクリエイター「シゲ」氏がNFTアートに参戦!見ているだけでポジティブになれる作品づくりに迫る。
- Feature
- Interview
ハイカラーでポップな作品を生み出し続ける一方、シュールやホラー、ちょっとサイケデリックな世界観も併せ持つ、イラストレーターのシゲ氏。
HINATA参戦を機に、創作に対する姿勢や、作品に込めた想い、そしてそのルーツなどを深掘りしました。
作品作りのキーワードは「カワイイ・Hi-color・TokiDokiダーク」
―― HINATAにおいでいただきありがとうございます!
まずは、ご自身のことをお伺いできますか?
【シゲ】
クマとホラーとカワイイを愛するデザイナーで、主にグラフィックデザインやキャラクターデザインをメインに活動しております。
僕のカラフルなアートを見てハッピーでポジティブな気持ちになってもらいたくて、「カワイイ・Hi-color・TokiDokiダーク」をコンセプトに作品作りをしています。
世界中の人にもっと自分のアート作品を見て手にとって貰えたら嬉しいと思い、NFTアートというジャンルに参戦させて頂きました。
ダークなアートでも、ハッピーでポジティブに
――『TokiDokiダーク』!
確かにシゲ先生の作品はポップさがベースにありながらも、どこかシュールだったりダークだったり、
独特の世界観があると感じましたが、今の作風はどのように出来上がったものでしょうか?
【シゲ】
特に小さい頃から絵を描いていたわけではなくて、デザインの専門学校に通い出してから初めてmacを知ったりデジタル技術を学びました。当時落ちこぼれ学生だった僕が唯一のめり込んで高得点を出せていたのがキャラクターデザインの授業でした(笑)
昔からカワイイキャラクタージャンルものは大好きだったのでそれ以降からスキルを磨きまくりPOPアートを描きまくっていきました。
―― そうなんですか!?
大人になってから描き始めたとは思えないほど、芯のある個性を感じますね。
【シゲ】
ありがとうございます。
ダークな世界観の作品は、主に新しく挑戦したい事や実験的なアートだったり、その年のライフスタイルや感情的な面をのせて描く事が多いです。それでも見た人がネガティヴな気持ちにならない様に、カワイイを第一優先で表現する様に心がけています。
また、もう一つ自分の作品の軸となっているHi-Colorは、シンプルに「インパクトがある」という点と、キャラクターを専攻してデザインしていると使う機会が多かったんですよね。
ワクワク楽しみながら好きな色を選んで描いてると自然と配色してるんです(笑)
それがいつの間にか自分の持ち味になっていました。
今回出品した中でも、僕にとって代表的な色使いのC(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)の色の三原色と大好きなクマを組み合わせた、「スリーベアーズ」は、まさに僕の名刺のような作品になりました。
一方、ディープトーンでまとめた「UNDER BEAR」はダークな世界観がコンセプトですが、ゲーム的なストーリー仕立てで希望のある結末を匂わせることで、ダークなアートだけどネガティヴな後味にならないようにしています。
―― なるほど。先程の『見た人がネガティヴな気持ちにならない』というお話に通じるんですね!
他の作品はいかがでしょうか?
【シゲ】
「ICE CREAM ALIENS」「GASMUSH」はキャラクタートイをコンセプトにしていて、色々なスキンのバリエーションで楽しめるデザインになっています。
「ICECREAMALIENS」はハンドメイドですがフィギュア化もしているんですよ。
―― えっ、可愛い……!!!
カプセルトイにあったら絶対回しちゃいます私(笑)
【シゲ】
(笑)
Vtuber関係の制作にとどまらず、幅広い活動へ
―― シゲ先生はのなめぷろだくしょん所属とのことですが、同社での活動について教えてください。
【シゲ】
のなめぷろだくしょんではVtuberの皆さんのネームロゴやミニキャラ、動画のサムネなどを担当させていただいております。
特にミニキャラは、僕が元々トイが好きなのもあって、グッズ化に繋がる様なデザインをコンセプトにデザインしています。ロゴデザインは可愛くカッコよくもありますがオシャレなデザインに仕上がる様に心がけています。ロゴもそのままグッズ化に使用されたりしてるのを見たらすごく嬉しいですね!
―― シゲ先生の描かれるロゴは一人一人の個性をよく捉えていて、ひとつのアート作品という印象です。
のなめぷろだくしょんのお仕事で、思い入れのある出来事などありますか?
【シゲ】
そうですね。特に九璃田リクさんのネームロゴとミニキャラはVtuberさん関係で初依頼でしたので緊張しました~。
あと、作品ではありませんがVtuber業界を知りたての頃は、マネージャーの野沢ネクさんにアドバイスもらったり色々助けて頂きました(笑) 感謝です。
―― そして最近は活動の幅がとっても広がっていらっしゃるとの情報が入っています!
飲食店とのコラボ展やクリエイターEXPOも盛況だったそうですね。
【シゲ】
おかげさまで現在は、のなめぷろだくしょん以外での制作依頼もたくさんいただいているので、これまでの経験を活かして今後は視野を広く、Vtuberさん以外のジャンルでも関わっていけたら面白いなと思っております。
――最後に、今後のご自身の創作活動やNFT販売の展望についてお聞かせください。
【シゲ】
僕は新作や新シリーズを発表していきたいと思っていますが、今後はのなめんばーが続々HINATA参戦してくるかも?!
これからのHINATAニュースを乞うご期待くださいっ!
――ありがとうございました!
今後のご活躍に注目ですね!
シゲ
クマとホラーとカワイイを愛するデザイナー
デザイナー講師、主にグラフィック・キャラクターデザインがメイン。
『ジャパンクリエイターズ 2022』掲載。
最近はVTuberのロゴ素材キャラ作成にハマり中。
ネームロゴ、背景デザイン、SDキャラクターを担当。
POPでHi-colorなデザインをお届け。
ちょっとダークなアートも描きます。
シゲ
NFTプラットフォーム「HINATA」(2022年1月11日公開)