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[INTERVIEW] もっと心の深くまで――芸術家・SAORI KANDA <1>

Art | 2023.09.28

Text by Hinata official

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 ”うちなる女神 & うちなる龍 “のハーモニーをテーマに生き様そのものを表現する芸術家 SAORI KANDA。
 今回のHINATAコラボレーションではSAORI KANDA初NFTアートリリースとして、自身の歌声と映像を融合させたヒーリングムービーアートを発表しました。

 ここでは、インタビューによって作品を1つずつ掘り下げてご紹介いたします。

NFT作品全体のコンセプト

―― このたびは、個展『LOVE YOUR SELF』で自身初のNFTアートに挑戦となりました。
   コンセプトや、目指した表現など、お聞かせいただけますか?

【SAORI KANDA】
様々なミュージシャンのMVに主演する他(Dragon Ash “Lily”など)、監督&演出&編集を担当するなど動画作品制作は数多く取り組んできましたが、NFTアートとして動画作品をリリースするのは初の試みとなりました。

今回はNFTアートという性質上、デジタル上での鑑賞作品となる為、敢えて肉声の歌声や、香による演出を加え、より身体的➕五感へアプローチする表現へ昇華してみたいとコラボレーションのお話しを頂いた際に思いました。
鑑賞することで日常の思考の枠からひととき離れ、自己を静かに深く内観、俯瞰できる佳き機会となる事を願い作品制作に取り組みました。

今回特にこだわった点は自身の歌唱を中心として動画作品を制作した事です。
Sound and Visualの融合によるHealing Movieを表現する為に、まず自身のペインティング原画を5つセレクトし各作品から感じる感覚を歌声に乗せて、レコーディングし、動画作品へ昇華しました。

レコーディングの際には、各原画作品から感じる感覚を元に調香したエッセンシャルオイルを身に纏い、また着用する衣服の肌触りにもこだわりました。デジタルアートとして感じてもらう作品だからこそ、より肉体的感覚、Pleasure,Healingを敏感に感じながら歌唱表現に取り組みました。
そうして表現する最中に、地球言語を超えた、より感覚的なオノマトペが多数あふれてきました。アブストラクトで宇宙感覚的なサウンド表現が実現したと思います。

―― 確かに、サウンドの印象が強いムービーアートですが、歌が作品の軸になっていたとは驚きです!
  音楽クリエイターの方々とコラボレーション制作は、具体的にどのように行われたのでしょうか?

【SAORI KANDA】
セレクトした原画作品5作品を4人の音楽家仲間に見ていただき、各々ピンときた作品を元に、ベースとなるトラックを感じるままに制作していただきました。
そのトラックを受け取り、私の歌唱を重ねてレコーディングをし、更に作品原画のイメージにあわせて楽曲をアレンジしてサウンドを完成させてきました。

宅録で歌唱を収録してTOKYO⇔KYOTOと遠隔でサウンド制作した作品もあれば、共にスタジオに篭って制作した作品もあります。

完成したサウンドを元に、今度は原画作品イメージを様々にチョップ&リビルドしてムービーを編集しました。原画作品から産まれた音楽表現にあわせて、原画作品を再構築する動画制作は、とても新鮮で刺激的で、私の新たなる表現手法の開花となりました。

動画の編集にはiPhone appの” VideoLeap “を使用しました。iPhone上のみで編集できるため、私が居心地が良いと感じる様々な環境に身を置き、移動しながら動画作品を作りあげる事ができました。

制作を通してenjoyした魂の自由度が、本作を通してヒーリングエネルギーとなって伝わるといいなと思います。

WEYEKINを経てのFLY HIGH、宇宙が語りかける ―MESSAGE―

『FLY HIGH』
NFTムービーアート
『MESSAGE』
『WEYEKIN』

―― 『MESSAGE』は『WEYEKIN』と『FLY HIGH』という作品がベースですね。
   『FLY HIGH』は先生のアートに一貫して登場する”龍神さま”がモチーフでしょうか。COVID-19で全世界が停滞した最中に描かれたものとのことですが?

【SAORI KANDA】
『FLY HIGH』はCOVID-19で全世界的に交流が断たれてエネルギーが閉塞している最中に、なんとかして心の結びつきとなるような表現を届けたいと願い、音楽家CD HATA氏と遠隔LIVE SESSIONにて配信をした際に産まれてくれた作品です。(主催/873.net)

私は自宅リビングルームに暗幕を張りステージを組み、キャンドルを多数灯してキャンバスを立てセレモニーとしてパフォーマンスに挑みました。

遠隔ライブセッション中、様々な感情があふれてきて
一度はキャンバスが真っ暗に塗り固められ、息が詰まるようになったけれど、そこから何度も鮮やかな色が蘇り、ラストには力強く龍が昇りあげた際には、”どんな闇にも必ず光が甦る”と感じてとても感動しました。
配信に対して世界中から様々な言語で” ありがとう “とコメントを貰って、肉体的に離れていても、我々はいつでもコネクトできる、人間にはそんな感性がある、その力強さを確認できた素晴らしい機会となりました。

―― 一方、『WEYEKIN』はネイティブアメリカンにおけるスピリチュアルな概念とのことですね。

【SAORI KANDA】
ネスパース族というネイティヴアメリカンの皆様の儀式にインスピレーションを得てTOKYOの地下の箱で開催されたイベントにてパフォーマンスして描きあげた作品です。

WEYEKIN(ウェジェキン)は生ドラムのリズムに身を委ねて夜が明けるまで集団で踊り狂い、忘我の域に達するゆえに集合意識へ繋がり、そこを経て再度自己へ還りつき、生命への感謝と内観を深める伝統儀式だと私自身は解釈しています。
TOKYOで開催した私たちなりのWEYEKINは、まさにCOVID-19の脅威が全世界的に拡がりを見せる前夜のタイミングに開催され、狭い洞窟のような箱に密集した数他の人間達が生ドラムに踊り狂い、集合意識と繋がるワンネスを迎えました。その最中、何かおいなるものに突き動かされて踊り狂って描きあげた作品には、生身の人間同士が集った際に放たれる強烈なエネルギーのような気高いものが刻まれている様に感じます。

おりしも、このTOKYO WEYEKINの終了のちにSTAYHOMEとなり、あの集団的エネルギーは幻だったのでは。。。と思わせられる様な体験もしました。

―― 2つの作品は、before COVID-19/after COVID-19として、とても繋がりのあるものだったんですね。
   それが今回1つの作品として結びついたというのは、非常に意味深いように思います。

【SAORI KANDA】
WEYEKINを経てのFLY HIGH
この二つの作品は、COVID-19をきっかけに人々が
与えられた生身の肉体や、生命のエネルギーへの感謝を自己内観する機会に生まれ落ちた作品だと感じます。

そして私は何かそれが、宇宙から私達に与えられた
メッセージのように感じずにいられません。

―― 動画『MESSAGE』では、特徴的なフレーズの歌唱や、動画後半の花びらが描かれていく表現、最後に一瞬現れるメビウスリングなど、強い意図を感じる部分が多くありましたね。

【SAORI KANDA】
先述した宇宙からのメッセージを感覚的に表現しています。

どんな闇にも必ず光が蘇る
与えられた生命の可能性を信じる
エネルギーは時空を超えてシンクロする

そんな我々の生命に対して語りかけてくれているような
メッセージを私なりに、上から降りてくるままに、音楽家CDHATA氏の協力の元、歌唱表現しました。
(協力:音楽スタジオ invisi)

花びらが集まり龍と成す様は集合意識の高まり
インフィニティーは生命エネルギーの循環を表現しています


SAORI KANDA

“魂の悦びの解放”をThemaに生き様そのものを表現とする現代アーティスト。
2020年より “女神解放” “エロス解放”をテーマとした作品シリーズをスタート。死生感に於ける命の源としての”性”に向き合い、自らを愛し直すことの重要性を作品に込めて写真、舞踊、絵画、音楽、映像、詩作など多岐にわたる手法で表現活動を行う。また、肉体そのものを表現メディアとする” 踊絵師 “として世界各国のセレモニーやフェスティバルに出演し、その土地と出逢った方々のエネルギーを受け取り、儀式として祷をこめてキャンバスに現し続ける。

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WORKS

SAORI KANDA

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