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ドット絵のNFTを簡単に作れるアプリ3選!出品手順や売るコツも紹介

Official | 2022.08.12

Text by きど

  • Information

2021年頃にNFTアートが大ブームを巻き起こし、さまざまなアート作品がNFTマーケットプレイスで取引されています。そのなかでも、特にドット絵のNFTアートを見かけることが多いです。

NFTアートに興味があり「ドット絵のNFTアートをどのようにして作ればいいのか」と考えている人もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、ドット絵のNFTアートを作るのにおすすめなアプリや、作るときのポイントについて解説します。

ドット絵が多い理由や作ったドット絵の出品方法についても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

1.ドット絵のNFTアートとは

ドット絵のNFTアートとは、ドットで作られた絵(ピクセルアート)をNFT化したものです。

NFTとは、デジタルデータの唯一性を証明する技術のことです。アート以外にも電子印鑑や戸籍登録など、実用的な場面での活用も期待されています。

比較的新しい技術で、参入のしやすさからNFTアートの分野が先行しています。そのNFTアートの中でも、ドット絵のNFTは複雑ではなく、アプリを使えば誰でも簡単に作れるのが特徴です。

ドット絵のNFTアートには、以下のようなものがあります。

  • CryptoPunks
  • Kawaii SKULL
  • Murakami.Flowers

いずれもドット絵のNFTのなかでは、有名なものです。

(1)ドット絵のNFTアートが多い理由

ドット絵のNFTアートが多い理由は、CryptoPunksの影響を受けているからです。

CryptoPunksは24×24ピクセルのドット絵で、1万体限定で発行されました。

CryptoPunksには、フルオンチェーンと呼ばれる技術が使われています。フルオンチェーンとは、アート作品そのものを、ブロックチェーン上に書き込む技術です。

CryptoPunksは1万体限定と希少性が高く、フルオンチェーンNFTなので、最高で27億円もの価値が付いています。

そのため、高額で取引されるCryptoPunksを参考にしたドット絵のNFTが多いのです。

2.ドット絵のNFTアートの作り方

ドット絵のNFTアートを作る際におすすめのアプリと、作るときのポイントについて解説します。

(1)ドット絵のNFTアートを作るときにおすすめのアプリ3選

ドット絵のNFTアートが作れるおすすめのアプリについて、以下の3つを紹介します。

  • 8bit painter
  • Pixelable – ドット絵エディター
  • ドット絵エディタ – Dottable

①8bit painter

操作説明動画(公式)

8bit painterは無料で使えて、シンプルなドット絵作成アプリです。

初期費用をかけずに、気軽にNFTアートに挑戦することができます。

アプリ名8bit painter
特徴・必要最低限の機能が揃っている
・写真のインポートができる
・オリジナルの色を作れる
利用するときに気をつけたいこと複雑な機能はない
利用料金無料
こんな人におすすめ・気軽にドット絵のNFTアートを作りたい人
・複雑な機能は必要ない人
ダウンロードURL(Android)https://play.google.com/store/apps/details?id=com.onetap.bit8painter
ダウンロードURL(iOS)https://apps.apple.com/jp/app/8bit-painter/id894301273?uo=4

②Pixelable – ドット絵エディター

操作説明動画(制作者公式)

Pixelableは多機能で、こだわりたい人向けのドット絵作成アプリです。

基本的に無料で使えて、複雑なドット絵を作ることができます。

アプリ名Pixelable – ドット絵エディター
特徴・5~256pxでサイズを設定できる
・多くの機能がある
・ピンチイン・ピンチアウトができる
利用するときに気をつけたいこと・多機能なので慣れるのに時間がかかる
・写真のインポートはできない
利用料金基本無料490円で広告が非表示になる
こんな人におすすめ・動くドット絵のNFTアートを作りたい人
・複雑なドット絵のNFTアートを作りたい人
ダウンロードURL(Android)https://androidapp.jp.net/apk/1185772796/pixelable-
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ダウンロードURL(iOS)https://apps.apple.com/jp/app/pixelable-
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③ドット絵エディタ – Dottable

操作説明動画(非公式、デザイン界隈で有名なアミティ先生の動画)

Dottableは多くの機能があり、中でもアニメーションGIFを作れるのが大きな特徴です。

ただのドット絵ではなく、何枚かの絵を組み合わせて動きをつけることができます。

アプリ名ドット絵エディタ – Dottable
特徴・5~256pxでサイズを設定できる
・アニメーションGIFを作れる
・ピンチイン・ピンチアウトができる
利用するときに気をつけたいこと・多機能なので慣れるまで時間がかかる
利用料金無料
こんな人におすすめ・動くドット絵のNFTアートを作りたい人
・複雑なドット絵のNFTアートを作りたい人
ダウンロードURL(Android)https://androidapp.jp.net/apk/946923840/dottable
ダウンロードURL(iOS)https://apps.apple.com/jp/app/id946923840?mt=8

(2)ドット絵のNFTアートを作るときのポイント

ドット絵のNFTアートを作る際のポイントは、以下の3つです。

  • ドットのサイズを決める
  • 画像の形式に指定はない
  • 必ず自身に著作権があるものを作る

①ドットのサイズを決める

ドット絵のNFTアートを作るにあたって、まずはドットのサイズを決めます。

CryptoPunksをはじめ、多くのドット絵のNFTアートは、24×24ピクセルで作られています。参考にするものが多い方が迷わないので、初めての方は24×24ピクセルで描いてみるといいでしょう。

②画像の形式に指定はない

NFTアートには、特別な画像の形式があるわけではありません。

PNGファイルでもJPEGファイルでも問題ないので、好きな方を選択しましょう。

③必ず自身に著作権があるものを作る

NFTアートは、すでに売れているアーティストを参考にするのも重要です。

ただし、NFTアートを作る際は、必ず自身に著作権があるものを作ってください。

著作権侵害はトラブルの原因となるので、アニメや漫画のキャラクターを連想させるようなドット絵のNFTアートではなく、オリジナルの作品を作りましょう。

3.ドット絵のNFTアートの売り方

ドット絵のNFTアートの売り方は、以下の6ステップです。

  1. 暗号資産(仮想通貨)取引所の口座を開設する
  2. 暗号資産ETHを購入する
  3. ウォレットをインストールする
  4. ウォレットにETHを送金する
  5. OpenSeaに登録する
  6. ドット絵をミントして作品を出品する

なお今回は、取引量とユーザー数が多いNFTマーケットプレイス「OpenSea」で出品する手順を解説します。

(1)暗号資産(仮想通貨)取引所の口座を開設する

NFTを販売する際、ガス代という手数料がかかります。

OpenSeaでは、ガス代としてETH(イーサリアム)が必要です。暗号資産を買うために、暗号資産取引所の口座を開設しましょう。

国内暗号資産取引所には、コインチェック、GMOコイン、bitFlyerなどがあります。

なお、口座開設にあたって、以下のものを準備しましょう。

  • メールアドレスと電話番号
  • 本人確認書類
    • 運転免許書
    • マイナンバーカード
    • 住民基本台帳カード
    • パスポート
  • スマホもしくはパソコン

口座開設の申請は、10分〜20分ほどで完了します。

(2)暗号資産ETHを購入する

暗号資産取引所を開設したら、暗号資産ETHを購入します。

ガス代は数千円〜数万円かかるので、余裕をもった金額を購入しましょう。

(3)ウォレットをインストールする

ウォレットとは、暗号資産やNFTを管理する機能を持つ、バーチャルの財布のことです。

OpenSeaに対応しているウォレットはいくつかありますが、日本語にも対応し、使いやすいMetaMaskがおすすめです。

(4)ウォレットにETHを送金する

先ほど購入したETHを、ウォレットに送金します。

このとき、ウォレットアドレスが正しく入力されているか、必ず確認してください。ウォレットアドレスを間違えたまま送金すると、暗号資産を失う可能性があります。

手打ちするのではなく、コピーして貼り付けるなど、間違いのないように入力しましょう。

(5)OpenSeaに登録する

続いて、OpenSeaに登録します。

作成済みのウォレットを接続するだけで、簡単に登録できます。

(6)ドット絵をミントして作品を出品する

最後に、作ったドット絵をミントします。ミントとは、新たにNFTを作成し、発行することです。

なお、OpenSeaでは、NFTをミントする際にガス代が発生します。

4.ドット絵のNFTアートが売れないときは?

ドット絵のNFTアートが売れない場合、以下の5つのことを試してみましょう。

  • 認知度を高める
  • トレンドを意識する
  • SNSを使って宣伝する
  • 価格を低めに設定する
  • 付加価値を付ける

それぞれの原因とその対策について、詳しくみていきます。

(1)認知度を高める

ドット絵のNFTアートが高値で取引されているからといって、作品を作れば必ず売れるわけではありません。

どれだけ素晴らしい作品を作ったとしても、認知度がなければ売れる可能性は低いです。

まずは、自分の作ったドット絵のNFTアートの存在を、周りに知ってもらうことが大事です。

例えば、Twitterでは、NFTインフルエンサーが、NFT宣伝用としてリプ欄を開放していることがあります。

インフルエンサーのリプ欄にて、自分の作ったドット絵のNFTアートを宣伝することで、多くの人に周知できます。そのため、認知度を高める施策として行ってみましょう。

また、「We’re Japan NFT Creators!!」や「THE NFT PROMOTER」といったNFT紹介サイトなどに登録してみるのもひとつです。

(2)トレンドを意識する

売れているNFTアートには、以下のような特徴があります。

  • 統一感
  • ドット絵
  • 動物の絵
  • 女の子の絵
  • ジェネラティブ(自動発行NFT)

このなかから、トレンドを意識して「ドット絵×かわいい女の子の絵」や「ドット絵×動物の絵」などと組み合わせてみるといいでしょう。

また、トレンドと同時に意識しなければならないのは、ドット絵のNFTアートの統一感です。

売れているNFTには、必ず統一感があります。カテゴリを一つに絞り、ドット絵のNFTアートに統一感を持たせましょう。

(3)SNSを使って宣伝する

ドット絵のNFTアートを売るには、SNSでの宣伝は必須です。先ほど述べたように、認知度を高める必要があるからです。

インフルエンサーのリプ欄で宣伝する他にも、NFTのGiveAway企画(NFTアートを他の人にプレゼントする催し)を行って、認知度を高めつつ宣伝しましょう。

GiveAwayをするときは、NFTに希少性を持たせることが大事です。そのため、数量限定でプレゼントしてください。

(4)価格を低めに設定する

ドット絵のNFTアートは、高いというイメージがあるのか、価格を高めに設定している人が多いです。

相場よりも価格が高いと売れ残り、人気がないと思われるので、より売れづらくなります。

まずは、手を出しやすい金額から売り始め、認知度が高まり人気が出てきたところで、価格をあげて販売するのがいいでしょう。出品したドット絵のNFTアートを、確実に売り切ることが大事です。

(5)付加価値を付ける

ドット絵のNFTアートを始め、NFTアートを売るためには、付加価値を付けることを意識しましょう。

有名なNFTであるBAYC(Bored Ape Yacht Club)は、NFTアートがコミュニティーの会員権として機能しています。

会員権を持つことでコミュニティーに参加でき、参加者限定のパーティーやイベントを楽しんだり、グッズを購入できたりします。

NFTアートを売るためには、付加価値が大事なので、購入者限定のコミュニティーなどを作るのも効果的です。

5.初めてのNFTを作るならドット絵がおすすめ!

本記事では、ドット絵のNFTアートを作れるおすすめのアプリやポイント、ドット絵が多い理由、作品を出品する方法について解説しました。

ドット絵のNFTアートを作るのにおすすめのアプリは、以下の3つです。

  • 8bit painter
  • Pixelable – ドット絵エディター
  • ドット絵エディタ – Dottable

今回紹介したアプリを使えば、気軽にサクッと作れるので、初めてNFTアートを作る人にはぴったりです。

また、ドット絵のNFTアートが売れないときは、以下の5つのことを試してみましょう。

  • 認知度を高める
  • トレンドを意識する
  • SNSを使って宣伝する
  • 価格を低めに設定する
  • 付加価値を付ける

本記事を参考に、ドット絵のNFTアートに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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