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BOOKOFF開催のアップサイクルデザインコンテスト「Reclothes Cup」のグランプリ作品が3Dアセットに!
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目次
Reclothes Cup 2023とは
Reclothes Cupとは、リユース・リサイクル事業を運営するブックオフコーポレーションが開催するファッションイベントで、ブックオフの店頭で販売されている古着をテーマに、自由な発想でファッションアイテムとしての新たな付加価値を創造し、着る人・見る人をワクワクさせ、感動させられる作品を生み出すアップサイクルデザインコンテストです。
2022年10月31日から開催されている同コンテストのデザイン部門では、日本全国の服飾学校や服飾学科に通う学生たちが、服飾やデザインへの熱い想いを乗せた力作を披露します。
2023年10月29日(日)に開催された「Reclothes Cup 2023」デザイン部門では、一次審査を通過した40作品が披露され、作品「付喪神」(山口 空叶夢 様/文化服装学院)がグランプリを受賞しました。
グランプリ作品を3D化・NFT化し、取り組みを未来へ記す
今回Reclothes Cupでは新たな試みとして、株式会社FUWARIと連携し、グランプリ作品を3Dモデルとしてデジタル化およびNFT化する取り組みを行いました。
最終審査会で着用し披露された衣服を、あらゆる角度から精密に写真撮影を行うことで、デザインの細かな意匠まで高いレベルで反映されたデジタルデータに変換いたしました。
デザインを3Dアセット化することによって、メタバースを始めとするデジタルプラットフォーム上で、展示を行ったり、あるいはアバターに服を着せてデジタル空間を歩くこともできるようになります。
発信力をより広く、より強固にすることによって、同社のSDGsの取り組みや、アップサイクルに対する意識向上を期待できると考えています。
更に3DアセットデータをアーカイブとしてNFT化することで、受賞作の作者や来歴など、あらゆる情報を将来に渡って証明し守ることが可能となっています。
ファッションデザインを3D化・NFT化する意義
今回3D化されたデザインのように、同じデザインを制作することが難しい作品であっても、デジタルであれば複数販売することも可能であり、またNFTを活用することで所有者や販売数を内外で確認することが可能となります。
デジタル空間が本格的に活性化する時代を迎えた現在、ファッションアイテムをNFT化する動きも見られるようになったことを踏まえると、このように「1点ものでありながら多数のユーザーが手軽に楽しむことができる」という特性を持つ3Dアセットのありかたは、活用の幅が広がっていくのではないかと考えています。
衣装提供:ブックオフコーポレーション
3Dデータ制作:AVR Japan(業務提携)
NFT発行:株式会社FUWARI
HINATAは3Dデータの販売と有効活用にも力を入れています!
今回の試みによって、現実に存在するモノを高いレベルでデジタル化できることがわかりました。
これはファッション分野はもちろんですが、例えば希少な動植物を手に取るように観察できる3D図鑑や、家具やインテリアをお部屋に投影できるカタログ、細かな筆致や質感まで楽しむことができるアートコレクション、症状をリアルに共有できる医療データベースなど様々な分野に発展することができる技術です。
私達HINATAは、最先端のデジタル技術をよりもっと身近に、より日常な存在になるよう、今後も様々なアイディアに挑戦していきます。
NFTプラットフォーム「HINATA」(2022年1月11日公開)