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場所も時間も次元も超えた、体験の新たな形へ

Uncategorized | 2024.02.06

Text by Hinata official

  • Feature
  • Interview

心とカラダと向き合い、自分と世界の繋がり方を知る

―― まずは鈴木伸枝先生のハタヨガ講座の特徴を教えてください。

私が学び、実践しているヨガは、皆さんが想像する「ポーズをする」というものとはちょっと異なります。自分の生命の反応、つまり体の反応を教科書にして自分への理解を深め「どう生きれば良いのか?」を発見していくんです。

自分にどんな能力や特徴があるかを知らなければ、自分を活かすことはできません。自分を活かすことが出来ている時、人は生きがいを感じ、自分に価値をみいだすことができます。逆に、自分を活かすことが出来ないと、苦しさを感じ自信を失っていきます。

この講座では全8回の講義の中で、世界の捉え方、自分との関わり方、様々な問題との向き合い方を学びます。

そして、毎回のクラスでは課題をお渡し、その課題を受講者に生活の中で実践して頂くことにより、講座を受けている時間だけではなく、生活そのものをヨガの学びの場としていきます。知識を得るだけでは意味がありません。自分の人生に役立てこそ、知識が活きるのです。

学んだことを、ただの知識として頭にしまうのではなく、実践の中で体験を通して、受講者自身で生きる智慧へと育んでもらいます。
・毎回の課題に取り組みながらいろんな気付きがたくさんありました。
・詰め込み学習の座学だと、消化不良になり実践まで繋がらないことが多いため、講義と講義の間に、その内容を実践する期間を挟んでくださった今回のスタイルは、自分に向いている、と感じました。
などなどフィードバックを頂いています。

ヨガを通じて得た智慧を、形として持つ意味

―― なぜNFTで修了書を発行してみようと思ったのですか?

参加者の課題実践のモチベーションに繋がるのではないかと考えたからです。
前記の通り、今回は講義で知識を受け取ることだけでなく、実践を通して自分で気づいていく、受け取った智慧を生活に活かしていく、ということがポイントになります。講座を受けること以上に、課題の実践に取り組んで頂くことが重要なんです。実践レポートを課題とし、提出することで修了証が発行されるという仕組みにすることで、より実践に取り組んでもらいやすい環境をつくりました。

デジタル技術により場所の制限から開放され、より質の高い体験へ

―― NFTをはじめとした新しいデジタル x ヨガにおける可能性はどのようなところに感じますか?

コロナをきっかけに、ヨガのクラスは随分オンライン化が進みました。

以前対面のクラスしか行われていなかった時には、場所の制限、時間の制限を受け、限られた人しかクラスを受けることができませんでした。今回の講座は録画したクラスを後から視聴する、アーカイブ受講も可能にしたので、お仕事や子育てで忙しい方、日本全国、さらには海外に住んでらっしゃる方にも受講して頂くことができました。私が対面クラスしかしていなかった時に比べて、多くの方に受け取ってもらえるようになったと感じています。

実際に私も今まで受けられなかった先生のクラスを受けられるようになり、自分も学びやすくなりました。私はコロナ前は東京で活動をしていたのですが、クラスのオンライン化が進み、自分の仕事場を選ばなくなったことにより、自然の多い場所に移住することを選びました。現在はその移住先に生徒さんをお呼びすることで、大自然の素晴らしい環境の中で、ヨガや瞑想を実践して、心身の浄化をはかるリトリートの開催もしています。

新しいデジタル技術を柔軟に上手に取り入れることにより、多くの可能性が広がり、自分の活動の自由度が増しています。メタバースが発展していけば、さらに時空を超えて臨場感の高い新たなクラスの試み、人との関わりが可能になっていくのではないかと感じています。

広く深く、そして新しく。デジタルだからできる柔軟な学びの形

―― 今後鈴木さんが行おうとしている取り組みも教えてください。

近い未来で言えば、いずれ講座のテキストをNFTを使って発行していきたいと思っています。知識というものは、科学の進歩と共にどんどん発展していきますし、私の学びが進めば、伝えたいこともおのずと変化をしていきます。紙ベースのテキストですと、変更のたびに印刷しなおすといった手間とコストがかかりますが、NFTでテキストを作成していけば最新の知識を常に配信できるというメリットがあると思います。

ヨガはもともと、師匠が弟子に口伝で教え伝えていくような側面がある智慧です。同じ釜の飯を食べ、生活を共にする中で、初めて伝わるものがあるのも確かです。

便利な文明の利器の力を借りながら、間口の広い、受け取りやすい講座を開催しつつ、同時に少人数でじっくりコミニケーションをとりながら過ごしていくクラスの開催もしていきたいと思っています。


冥想ヨガ指導者 鈴木伸枝
Nobue Suzuki

体育大学を卒業後プロのダブルダッチパフォーマンスチームを結成し、TV、イベント、ショーに多数出演。
体を酷使する生活の中で怪我や体調不良が続き、身体作りの為にヨガを始める。
実践する中で「ヨガは人が心地よく幸せに生きていくのに、とても有効なツール」だと確信し、多くの人に伝えたいと考えるようになる。

ヨガインストラクター養成コースの講師としても活動し、1,000名以上のヨガインストラクターを輩出。講師の育成などにも携わる。スポーツ専門学校、大学の授業カリキュラム立ち上げや、講師としても活動している。

日本各地で行われるヨガイベントの登壇、ヨガ専門誌をはじめとする、メディアへの掲載実績も多数。活動は多岐に渡る。

「自分を生かすYOGA」をモットーに、心と体双方の健康を目指し、自分に意識を向ける時間をつくり、自身で心身をベストコンディションへ導き、ひとりひとりが自分らしく輝いて生きていくサポートを、ヨガを通して行うことをライフワークとしている。

コロナ禍での心身の健康のサポートのために、誰でも簡単にヨガや瞑想を生活に取り入れられるよう、平日毎朝6:30からinstgramにてクラスをライブ配信している

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